「できない」から

「一緒にやろう」へ

代表理事メッセージ

認知症当事者の活動を
宮城に広げていこう!

私は宮城県内で多くの仲間たちとともに活動してきました。認知症と診断された直後の不安、孤独、そして将来への心配などに寄り添い、安心して当事者同士で語り合える場を、地域の中に少しずつ作ってきたのです。

10年前は、宮城県内で認知症の当事者として活動していたのは私ひとりでした。今ではたくさんの仲間が集まり、50代から90代まで、さまざまな年齢の当事者たちがそれぞれの思いをもって主体的に活動しています。多くのパートナーたちも加わり、みんなの力で地域社会を少しずつ変えてきたのです。

以前は「認知症になったら何もできない」と考える人たちが大半でしたが、今では行政をはじめ、地域の多様なみなさんが「一緒に考えよう」と声をかけてくれるようになりました。自信をなくしていた当事者が自信を取り戻し、今では「人のために何かできることがあったらやりたい」「これからも仲間と交流を続けながら一人暮らしを続けていきたい」と前向きに生きるようになりました。私たち当事者が自分の経験を語ることで、誰かの役に立つことができると、日々実感しています。

「認知症当事者ネットワークみやぎ」略称「denmy」(デンミー)は、そんな私たちの活動を支える団体です。

認知症と診断されても、自分らしく暮らし続けられる。誰かの役に立ち、社会の一員として生きていける。そんな環境を一緒に地域に根づかせていきましょう。みんなが笑顔で生きられるように共に活動しましょう。

宮城県の仲間とともに、誰もが「安心して認知症になれる社会」を実現するために、活動していきたいと思います。

プロフィール

丹野 智文

1974年宮城県生まれ。
ネッツトヨタ仙台でトップセールスマンとして活躍中の2013年、若年性アルツハイマー型認知症と診断される。診断後は営業職から事務職に異動。その後、認知症の啓発活動を業務として現在も同社に勤務している。2015年に認知症当事者のための総合相談窓口「おれんじドア」を開設し、当事者同士のネットワークづくりのきっかけにもなった。診断後支援としてのピアサポート、全国、海外での講演活動も精力的に行っており、自身の症状の進行と向き合いながらも、国内外の当事者たちに生きる希望を与え続けている。
一般社団法人認知症当事者ネットワークみやぎ 代表理事。
著書に『認知症の私が、今を楽しく生きる理由 〜「生活の工夫」と家族・仲間の力~』(中央法規出版)、『認知症の進行を早める生活、遅らせる習慣~認知症当事者・丹野智文と脳科学者・恩蔵絢子が本音で語る~』(中央法規出版)などがある。

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